造形事例 サージタンク

今回、大学の学生フォーミュラより依頼がございましたサージタンクの造形についてご紹介いたします。サージタンクはレーシングカーの性能に直結する重要な部品です。その製作過程で3Dプリンターが活用することで、効率的な製造が可能となります。3Dプリンターを活用して、新たな部品製作の可能性を探ってみては如何でしょうか。

近年3Dプリンターの性能が大幅に向上し、沢山の材料の利用が可能となってきており、様々な部品の製作に対応できるようになっております。3Dプリンターを用いて部品を製造する際に、使用環境に合わせた適切な材料の選択が重要となります。特にレーシングカーの部品は高い耐久性や軽量化が求められるため、最適な材料選定が必要とされることから、フィラメントの材料選定が重要なポイントとなります。現在多数のフィラメントが市場に登場しており、必要な特性に合わせて選択することが求められます。3Dプリンターを活用した部品製作には、幅広い知識と技術が必要とされます。

今回造形したサージタンクには、耐熱性、耐油性、強度が求められます。これらを満たす材料であるナイロン6+カーボンファイバーを選定しました。効率的に空気を送り出すためには、設計通りの寸法で造形する必要もありますので、なるべく精度が高い装置を使用して造形を行いました。写真を見て頂くと2パーツをボルト留めする構造となっております。そのため当たり面の寸法精度が高くなるように造形を行いました。

組み合わせてみると上々の出来でしたので、写真の部品を大学に提供しました。後は、問題無くテストが上手くいくことを祈っております。

今回のご依頼のように開発試作品の製作に3D造形は最も適しております。お客様より設計データをお送り頂き、部品の使用環境をご提示頂ければ、当社で適切な材料選定を行い造形いたしますので、何かご協力できることがございましたら、お気軽にご相談ください。

3Dプリンターを活用することで、これらの要素をより効率的かつ精密に実現することが可能となります。自動車産業を中心に、部品製造において3Dプリンター技術が採用されつつあり、設計から製造までの一連のプロセスを効率化し、金型からの解放による製品の実現までの時間を大幅に短縮でき、また相当な製造コストを削減することも期待できます。今後活用の幅はますます広がっていくと予想されます。

3Dプリンターを活用した部品製作は、製造業界全体に革命をもたらす可能性を秘めています。成形や製作における最新技術との組み合わせにより、製品の多様化や効率化が進んでいます。当社では3Dプリンター技術の進化に常に注目しながら、最新技術をお客様にご提供して参りますので、ぜひご活用ください。

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