プラスチック・樹脂 3D造形による小ロット加工
プラスチック部品は大量生産であれば射出成形、数個であれば機械加工で製作されます。射出成形の場合は、型製作費用が数百万かかるため何万個も必要な部品に適用されます。一方、機械加工で作成する場合は、旋盤、MC加工となります。10個、20個とある程度まとまっている場合は金額があってくるのではないでしょうか。
それでは、どのような場合に3D造形が良いのでしょうか?試作などで1,2個試作で作りたいとなると、3Dプリンターで造形した方が安くなると思います。また、1回に何個も造形できる小さい部品でしたらさらにコストメリットがでてきます。ぜひお見積だけでもご相談ください。
さてここで、3D造形で扱える樹脂材料についてご説明したいと思います。
私たちの生活の身の周りには様々な樹脂製品がありますが、この樹脂の材料は何だろうと考える事はあまり無いと思います。
当社で3D造形できる材料がどのような製品に使用されているかを簡単にご説明いたします。お客様が樹脂部品を製作する際に、参考にしてください。
●PLA ポリ乳酸 トウモロコシ、ジャガイモなどから作られている生分解性材料です。ガス透過性、透湿性を持つため、食品などの包装フィルム、包装容器、弁当のトレイに使用されています。
●ABS アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン 3種のモノマーから構成されてます。家電(冷蔵庫、洗濯機、テレビ、パソコンなど)よく目にする樹脂材料です。
●TPU スマホカバー、ホース、チューブ、フィルムシートなどに使用されており、衝撃を吸収する性質があります。
●PA6-CF ナイロンにカーボンファイバーを配合させた高強度材料、治工具などエンジニアリング用途に使用することができます。
●PETG 透明性がありアクリルよりも耐衝撃性が高く、またガスバリヤ性の高さから医療や生物学分野で使用されます。
一覧にしていますので、ご参考まで
ご依頼の際は部品の用途をお聞かせ頂ければ、当社にて材料選定いたしますのでご安心ください。
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